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<The Masters 2017 大会レポート>

毎年GW直前のこの時期はザ・マスターズの季節。

今年も100名ほどのウインドサーファーが集いました。


 土曜日は風が弱まる予報の中、開会式後にファンレースを行ったのですが、マスターズ・選抜・レディース・レジェンド全クラス一斉スタート。マリンジェットによるゲートスタートでパンピングコンデションの中トップを取ったのは今回初参加、大阪の北本さん。2位にマスターズ常連、蒲郡の伊豆丸さん。3位は津久井の三澤さんとなりました。

初日はその後風が上がることなく早めのリリース。
パーティー前に一次会を行った人も多かったようでした。横須賀セントラルホテルでの宴は久しぶりに顔を合わせたメンバーもいて懐かしい話で大いに盛り上がりました。


 二日目は午前中吹き予報だったので早めにスキッパーズミーティングそしてレース開始。今回は過去の優勝者などを別枠の「選抜クラス」にしたり、年代別ヒートなども有って新たな試みも多く見られました。

(新たな実行委員の皆様、新しい事にトライしてますね。)
トーナメントの予選やセミファイナルは8.5m2や129Lボードで十分プレーニングするコンディションで行われたのですが、風の振れや前のヒート走者に追いついてしまうなど若干の混乱が発生しました。
 私はこれまで弱めの風で行ったラウンドロビンレースでは上位を走ったことはあったのですが、十分な風の中行われたトーナメントレースでは満足に勝ち上がったことが無く、いつもファイナルを岸で見ていました・・
「マスターズのトーナメントファイナルを走りたい!」という気持ちは誰よりも強く持っていました。充分な風の中行った予戦やセミファイナルを初めて勝ち上がって、念願のファイナルのスタートラインに立つことが出来ました。「長年の目標だったファイナルを走れるんだ!」という喜びの気持ちはあったのですが、気負いのようなものは全くありませんでした。ファイナルスタート、シークエンスが始まってからも冷静に周りを見て、普段あまりやらない上位置を狙い上2でジャストスタート。先頭集団の一角に入り並走。これまでだったらここでじわじわ離されるところですが、MRC三澤さんなどにも走り負けしませんでした。2位でファーストマークアプローチ、1位の材木座の郡山さんのインを付き先頭に。そのころから風は徐々に落ち軽量の私に有利に働き1位をキープしたままフイニッシュ出来たのです。「マスターズのファイナルを走る」 それだけを目標にしてきたけれど、まさかトップフイニッシュしてしまうとは・・正直本人が一番驚いています。  
 選抜クラスは検見川の玉野さんが小島・大館・青木・石丸さんらの強豪を抑えトップフイニッシュ。レディースクラスは津久井の高野さんと検見川の田沢さんが同ポイントで並んだが最終レースの結果から高野さんの勝利となりました。  
レジェンドクラスは千葉の大村さんが逆転で勝利をつかみ取りました。


 昨年の大会の開会式後(だったと思いますが、二日目だったかも・・)当時の実行委員長の石丸さんがマイクを手に壇上から「『どうしても私はトーナメントファイナルを走りたいんだ!』って思っている人、手を挙げて~。」との声掛けに、間髪入れずに小学生のように『はいっ!』と右手を高々と挙げた私・・・石丸さんから「予選や敗者復活戦の結果にかかわらずファイナルを特別枠で走ってみませんか?」と言われましたが、「まずは予選や敗者復活を走ってからお返事します」と答えました。しかし8.5m2でちょっときつい位吹いたレースで、予選も敗者復活戦もダメでした。ファイナルヒート前にMCの岩崎プロから「小鉄さん、ファイナル走れますよ、どうしますか?」とマイクを向けられ、ちょっとだけ考えてから『今年はやめておきます。来年特別枠ではなく、ちゃんと勝ち上がってファイナルを走れるように頑張ります。』と答えました。1年後その思いを達成しただけでなく優勝とは・・ちょっと出来すぎです。
 ファンレースでマークが二つで「どちらを回っても構わないよ」とか、レジェンドレースで「風の振れを見てマークの位置をジェットで風下に移動する(レースのヒート最中にですよ!!)」など 『これぞザ・マスターズ!』 と思う場面もいくつかありました。  
 
これからも楽しく「おやじレース」続けて行きましょう。 (三保の小鉄・藤原 )

  

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